オーストラリアワインの魅力

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オーストラリアは国際的に知られた
ワインが多種多様な食文化の中で楽しまれています

現在のオーストラリアワインを一言で表すならば“多様性”です。広いオーストラリア大陸から多様なワインが生み出される今では一言では言い表せなくなって来ました。60以上のワイン生産地域(GI:Geographical Indication)で100種類以上のぶどうが栽培されています。オーストラリアのブドウ栽培者は、多種多様な5億年の歴史を持つ古土壌に恵まれ、環境に合った様々な品種のブドウを育てることができます。鉄鉱石の混じった保水性の低い土壌はピノ・ノワールに最適、有名なテラロッサはカベルネ・ソーヴィニヨンにぴったり、といった具合です。入念な研究に基づくブドウ栽培を通じ、上質なブドウが造られています。オーストラリアには世界的に名高い研究教育機関が揃っており、次世代のワインメーカーやブドウ栽培者は、強固な技術力をベースに、国際市場でクリエイティブな才能を最大限に発揮することができます。また今日、オーストラリアでは他国の人が羨むようなレストラン文化が栄え、国際的に知られたワインが多種多様な食文化の中で楽しまれています。ハイクオリティーな食文化と先進の技術、多様な土壌と気候が世界レベルのプレミアムワインから世界戦略のコストパフォーマンスワインまで、ますます“多様性”は広がってゆきます。

オーストラリアは国際的に知られたワインが多種多様な食文化の中で楽しまれています

ブドウ畑を取り巻く自然環境について(テロワール)

オーストラリアのテロワールについては現在進行形です。それは、自社のエステイト畑の中にも、新たな異なる土壌が次々発見されるからです。彼らはそれらを“パッチワーク”と呼び“びっくり箱”のように新たな発見を楽しんでいます。新たに発見された土壌に合った品種の開発にも余念がありません。土壌だけではなく微小気候に合わせた品種を模索する動きも活発で、伝統や歴史にとらわれないワイン造りが行われています。現在ではヨーロッパ系の主要品種は元より、冷涼気候向きのピノ・ノワールを始め、温暖地区ではイタリア系品種やスペイン系品種など多くの品種が試されています。

ブドウ畑を取り巻く自然環境について(テロワール)

オーストラリアワインの主要なぶどう品種

オーストラリアのほぼ全てのワイン産地で栽培される黒ブドウ、シラーズは象徴的な品種であり、地域や生産者の個性を反映する品種とも言えます。フランス原産の“グローバル品種”の他、近年ではオーストラリアの気候、食とライフスタイルに適した南地中海の品種なども多く、植えられる品種の数は増え続け、その多様性が注目されています。

白ワインぶどう品種

シャルドネとは?
世界中あらゆるワイン生産国で栽培されている、白ワインのトップ品種。気候や土壌に対する適応能力が極めて高く、様々な環境下で栽培可能。品種固有のアロマに乏しい反面、醸造する上で非常に扱いやすく、冷涼な産地では柑橘系の香り、温暖な産地では果実香が強く感じられるなど、産地や醸造法により味わいや表情を大きく変えます。近年、オーク樽との接触をあえて避けた《アンウッド/アンオーク》タイプのシャルドネが人気です!
ソーヴィニヨン・ブランとは?
特徴的な香りを持つ白ワイン用品種。青い草の様なハーブやグレープフルーツなど柑橘類の果実味豊かな爽やかな風味と清涼感のある香りが特徴。味わいは辛口で、爽やかな切れ味の良い酸味をもつワインとなります。梅雨の時期から蒸し暑い夏場に特におすすめの品種です。
リースリングとは?
最も有名な白ワイン用の品種の一つで、ドイツやアルザスでは重要な品種です。
「フレッシュ感溢れる辛口」と「骨格のしっかりした甘口」の両タイプが生産されています。
リースリング種は冷涼な気候と痩せた土壌での栽培が望ましく、晩熟で耐寒性にも優れていると言われています。しかしながら、オーストラリアではそれほど涼しい地域とは言えないクレア・ヴァレー(Clare Valley)産のワインも高い評価を得ています。品種独特の強い果実香や深みのある繊細な味わい、高貴な酸味が特徴で、味わいにブドウの本来の風味や産地の個性が感じられる品種です。
セミヨンとは?
フランス・ボルドー地方を代表する白ワイン用品種のひとつで、普通ソーヴィニヨン・ブラン種とブレンドして使われています。辛口から甘口まで色々なタイプのワインに用いられ、果皮が薄く貴腐菌が付き易ことから、貴腐ワインの代表的品種としても知られています。19世紀の初めにオーストラリアなどに導入され、オーストラリアではシャルドネの次に多く栽培されており、ハンター・ヴァレー産のワインが有名です。濃縮された厚みのある果実味に、しっかりとした酸とミネラルが感じられるシャープな口当たりで、長い余韻も感じられます。
シュナン・ブランとは?
フランス・ロワール地方をはじめ広く各地で栽培されている品種。フレッシュでフルーティな香りと酸味のきいた爽やかなワインが作り出されます。貴腐化する事でも知られ、この品種からは辛口から甘口、スパークリングワイン等様々なスタイルのワインが造り出されます。溢れ出る果実味、豊かな酸味とミネラルが感じられる味わいです。

赤ワインぶどう品種

カベルネ・ソーヴィニヨンとは?
世界で最も栽培面積の広い赤ワイン品種の1つ。ボルドー地方が起源とされ、カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブラン(白ワイン品種)自然交配したものです。適応性が高く低価格から高価格ワインまで醸造されています。若いうちは渋味が強く感じられますが、しっかりした長期熟成型ワインになります。オーストラリアではシラーズとブレンドされる等、ヴァラエタルワインとしても醸造されることが多くあります。
シラーズとは?
力強さにかけてはカベルネ・ソーヴィニヨンと双璧の赤ワイン品種。主な生産地としてフランスのローヌ渓谷北側や南オーストラリアで、ブドウの生育には温暖で乾燥した気候が好まれます。オーストラリア産は濃厚でスパイシー、且つパワフルな味わいでペッパーなどの香辛料やベリーの香りが特徴的です。
味わいの方向性が明確で、長期熟成タイプが主流でしたが、近年オーストリアのシラーズでは、ヴィオニエを混醸したタイプも造られており、複雑味と共に柔らかでエレガントな味わいが感じられます。
ピノ・ノワールとは?
カベルネ・ソーヴィニヨンと人気を二分するブルゴーニュ地方原産の、赤ワインのトップ品種の1つ。冷涼な気候が栽培に適しており、他の品種とブレンドされる事は稀で、ほとんど単一品種で醸造される。繊細なだけに、土壌や気候の小さな違いにも影響を受け、そこがピノ・ノワール好きの心をくすぐる要因となっています。
若いうちはフルーティな香りを、熟成してくると柔らかいタンニンと複雑味のある味わいが特徴。
メルローとは?
ボルドー原産の品種。カベルネ・ソーヴィニヨンに比べるとタンニンと酸味が穏やかで、カベルネとの相性が良いのでブレンドされる事が多いのですが、単一品種でも造られています。また、カベルネに比べて成育が早く排水性の良い砂礫質土壌だけでなく、保湿性が高い粘土質の土壌でも良く育ちます。
カベルネ・フランとは?
ボルドー原産の品種。ボルドー右岸やロワールなどで栽培されています。イチゴやチェリーの風味を持ち、カベルネ・ソーヴィニヨンに比べると淡い色合いでタンニンが少なく、やや軽めのスタイルのワインが造られます。ボルドー地方ではカベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンド用に使われていますが、オーストラリアでは単一品種でも造られています。
グルナッシュとは?
スペイン原産のぶどう品種。夏の暑さのある乾いた気候にも耐えられる多産種で、地中海沿岸、ローヌ流域南部の他、オーストラリアの風土にも適しています。チェリーやラズベリーなどの柔らかな赤い果実味とほのかなスパイスの風味を持ち、アルコール度が高くタンニンの低いワインが造られます。
ジンファンデルとは?
カリフォルニアで広く栽培されている品種。果皮が薄く温暖で乾燥した地方に適しています。フルーティで力強いワインとなる他、オーストラリアでは濃厚な風味が特徴なアルコール度の高いワインや軽快でスパイシーなワインが造られています。

ファームストンが
オーストラリア全土から取り扱う
ワイナリーのご紹介

   

オーストラリアのワイナリーは全世界でも高い評価を得た有名なワイナリーが数多くあります。それは、ワイン法に縛られないオーストラリアのワイン造りが生産者と研究者が一体となり刻一刻と進化し、新しいワインの可能性を追求したからです。そこに笑顔があるために彼らが追い求めているものは「何より大切な"健全"で"安心"」「自然と寄り添い共存し、それぞれの土地を表すワイン造り」「時を重ねて“サスティナブル”へ、高い技術と最新の設備により“必要以上に手をかけない”というワイン造り」「造り手の心を映すワイン造り」。このような“クリーン・ナチュレ”な世界で、オーストラリアワインを生み出し続けています。

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